朝起きて、「今日もあの人に会うのか…」と思うと、会社に行く気がなくなる。そんな思いをしていませんか?
仕事を続けていくには仕事内容より人間関係の方が重要だと考える人も多いでしょう。
毎日頑張ってるつもりでも、職場の空気に押しつぶされそうになる日がある。
この記事では、「人間関係が原因で会社に行きたくない」と感じた時に、どう生き延びるかを、“やる気ゼロで社会人やってる私”の視点でゆるく書いていきます。
なぜ「会社に行きたくない」と感じるのか──原因の多くは人間関係
「仕事がしんどいより人がしんどい」とは多くの人が感じていることでしょう。
上司の機嫌、同僚の愚痴、グループLINEの温度差。
そういう“目に見えない圧”が積み重なって、気づいたら朝の通勤が地獄みたいに感じることもあるのではないでしょうか。
それが悪化すると朝起きたくない、寝たら朝が来てしまうので夜寝たくない、仕事のストレスや不安に支配されて休みの日にゆっくり休むことができないというところまで来てしまいます。
仕事そのものは嫌いじゃなくても、職場の空気が合わないだけで「行きたくない」という気持ちは一気に強くなりますし、 結局、仕事より人間関係がメンタルを削ってくるんですよね。
なぜか毎日どこかで喧嘩が勃発しており隙あらば誰かが誰かの悪口を言っているような残念過ぎる職場や、自分にだけ明らかに冷たい反応をしてくる社員に日々色々なことを教わらないといけなかった職場で働いていた時は、私も人間関係に悩みすぎてどうにかなりそうでした。
仕事に行きたくなさ過ぎて一度電車から降りて休んでから遅れて行ったこともあるし、現場のリーダーに「〇〇さんから明らかに冷たい反応をされて仕事しづらい」と切りだしたこともあります。
とにかく仕事に人間関係の悩みはつきものなのです。
「甘え」じゃない。心が疲れているだけ
「行きたくないなんて甘えだ」と言う人もいますけど、それは他人事だから言えることです。
世の中には人間関係のストレスを感じにくいタイプの人がいる一方で、他人の目を気にしてしまう人や緊張しやすい人、気が弱い人なども大勢います。
ストレスを抱えながらも社会人としてちゃんと頑張って、ちゃんと疲れた結果行きたくないのです。
甘えだのなんだの中にはガヤガヤ言ってくる人もいますが、大体そういう他人の気持ちを考えられない人間のせいでこっちは行きたくないのですから耳を傾ける必要はありません。
また、心が疲れているとだんだん体も動かなくなっていきます。それは“怠け”ではなく“防衛反応”です。自分を壊さないように、脳が勝手にストップをかけてるだけ。
会社に行きたくない気持ちが大きくなりすぎると何をするのも億劫になってしまうことがあります。
家で何もできずにぼーっとして、「ああ、ぼーっとしているだけで1日が終わってしまった」と思うことがあるかもしれませんが、それは立派な「回復」です。
会社に行きたくないと感じるようになったら頑張らない勇気を持ってみてもいいと思います。
会社を休みたいと思った時の対処法
行きたくない日は無理に行かなくてもいいかもしれません。
「休んだら仕事が止まる」と思うかもしれませんが、 大丈夫です。会社は全然止まりません。
出社できるなら出社するべきですが、精神的に限界なのに無理して出社しても碌なことがありません。
心も体も「限界近いかも」と思った時は、いっそ一歩引いてください。
まずは自分が心置きなくゆっくり休めるように、仕事量を少し減らしてみましょう。時には誰かに頼って仕事を巻き取ってもらってもいいのです。
しかし、忙しすぎて休みの調整もしづらいとか、朝起きてどうしても行きたくないと思うこともあるでしょう。
いざという時は体調が悪いのでお休みさせていただきますと会社に連絡を入れてしまって大丈夫です。
連絡すらせずに無断欠勤を選択する精神状態なのであれば、もう限界が来ているので仕事を辞めた方がいいかもしれません。
休んでも明日はちゃんと来ます。
そして会社も、あなたがいなくても普通に回ります。
だから安心して休みましょう。社会は意外とタフです。
職場の人間関係ストレスを軽くする3つの方法
人間関係を「良くする」のではなく、「負担を減らす」が正解です。
1.無理に話さない勇気
話さないと気まずい…と思いながら話す方が疲れます。もちろん誰とでも分け隔てなく話せる人の方が職場で上手くやっていけますが、それが苦手でストレスとなってしまうのであれば業務連絡だけで十分です。
2.昼休みや通勤を“避難時間”にする
一人で散歩、音楽、コンビニコーヒー。人から離れて呼吸する時間を確保しましょう。私はどうしようもないくらい人間関係が合わない職場にいた時は昼休みの時間中ずっと散歩していました。外の空気を吸って外の景色を見ながらご飯やおやつを食べ、少し運動することでギリギリ精神状態を保っていました。
3. 共感できる人だけをゆるく残す
全員と仲良くする必要はありません。
気が合う人が一人いれば、それだけで職場は耐えられる場所になることもあります。
人間関係の“最適化”より、“最小化”を目指すのも方法の一つです。
「限界かも」と思った時にチェックしたいサイン
・朝起きるのが怖い
→もう身体が「会社」に拒否反応を出してます。
・眠れない、または寝すぎる
→心療内科に行ってみようかな…と思いだしたら限界が近いです。
・何もしてないのに涙が出る
→今すぐゆっくり休みましょう。それ以上働いてはいけません。
・仕事のことを考えるだけで胃が痛い
→この状態で仕事のことを考えるのはやめましょう。
・災害が来て会社が休みになることを本気で祈りだす
→だいぶ疲労が溜まっています。もう何も考えずに寝てください。
一つでも当てはまったら要注意。
この状態で「もうちょっとだけ頑張ろう」は、危険信号かもしれません。
限界を感じたら、逃げる準備をしていいタイミングです。
環境は日々変わります。確かに続けることで好転することも多々ありますが、ストレスで体を壊してしまっては元も子もありません。
頑張りすぎないことも生きる上では大切なのです。
限界を感じたら逃げてもいい理由
「逃げたら負け」という言葉が使われることがありますが、それは多くの場合状況によります。限界を越えてまで残る方がよっぽど危険です。
転職、休職、部署異動、全部“戦略的撤退”です。
戦ってボロボロになるより、一旦引いて回復した方が結果的に長生きできるのです。
仕事をやめても、世界はちゃんと続いていきます。
「この職場がすべて」「ここで辞めたら成長できない」「この歳でもう次はない」と思い込んでいる人がいますが、そんなことはありません。
逃げることは、自分を守る選択肢のひとつです。
「会社行きたくない」と言葉に出すだけでも救われる
言葉にするだけでちょっと楽になります。
「行きたくない」「もう無理」と言っていいのです。
口に出すことで頭の中で考えて悩むよりも現実が整理されます。
もし言える相手がいないなら、SNSでも匿名でもいいのでとにかく吐き出す。
誰かに見てもらえるだけで自分の気持ちが少し軽くなるでしょう。
「頑張ってるのにしんどい」気持ちを抱え込む必要はありません。
むしろ言った方が、次の一歩が見えてきます。
同じ気持ちの人はたくさんいる
この世の中、「会社行きたくない」と思っている人は非常に多いです。
SNSを開けばみんな同じようなことを言ってます。
「会社に行きたくない」というあなたの考えはごく一般的なもので、誰もが同じようなことを思いながら日々を過ごしています。
会社になんて大体皆行きたくないのです。元気な時ですら「会社が爆発すればいいのになあ」くらいのことは多くの人が思っています。
「わかる」「つらい」「行きたくない」──それを見るだけで少し心が軽くなるかもしれません。
まとめ──“無理しない勇気”を持てば十分
仕事は頑張るためにあるのではなく、生きるための手段です。
無理しない日があってもいいし、やる気がゼロの日があってもいい。
人間関係に疲れたら、離れてもいい。
会社に行けない日は、家で寝ててもいい。(※ただし欠勤の連絡は必ず入れましょう。)
社会は思っているよりも寛容だし、あなたがいなくてもちゃんと動きます。
だからこそ、自分を守る勇気を持ってください。
“無理しない”は甘えではなく生存戦略です。
今日も生き延びたあなたは、それだけでえらい。

